(焼きラーメン・汁なし その5)○ 「贅沢 麺達 汁なし油そば 食べるラー油仕上げ」(日清)まるで生めんのような味わいでお馴染みとなっている麺の達人シリーズをさらに贅沢にした贅沢麺達シリーズから、汁なし油そば 食べるラー油仕上げの登場です。 2010年に流行した代表的なものの一つと言っても過言ではない食べるラー油。その食べるラー油とまるで生めんのコラボということである意味この年の集大成です。 お湯を入れて4分、湯切り口を作って麺をほぐしてからしっかりと湯切りをし、液体タレを入れてよくかき混ぜてから最後に食べるラー油を入れてかき混ぜれば完成です。 まずは、麺を一口いただきます。油そばというだけあって脂っこい口当たりで、醤油ベースのタレとスパイス、そして食べるラー油のミックスがとても良い味わいです。 また、麺自体はまさに生めんのような感じとなっており、麺のコシの良さはもちろんのこと、タレによく合うタマゴ麺のような風味も楽しめるというのも嬉しいですね。 具は焼き豚、メンマ、鷹の爪、長ネギの4種類。焼き豚は本物に近い味わいとなっているのに加えタレともよく合う感じです。風味の良い長ネギは欠かせない存在です。 コッテリとしているタレと食べるラー油が合わさったキレのある美味しさとともに本格的な麺の味わいも楽しむことができる一品。一度食べると癖になるような感じです。 ○ 「旨辛屋 汁なし担々麺 チーズ味」(マルちゃん) 辛くて旨いものを厳選して世に送り出してくれている旨辛屋。その旨辛屋の汁なし担々麺が埼玉の麺屋うえだの店主が監修したチーズ味として登場しました。 ラー油の辛さとまろやかなチーズ味が一緒になった担々麺ということで、今までには無かったテイストが期待できます。しかも名店麺屋うえだ監修というのが嬉しいです。 お湯を入れて4分、火傷に注意してきちんと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、液体スープを入れて軽くかき混ぜてから、粉末スープを入れてよくかき混ぜれば完成です。 ラー油とチーズが混ざった不思議な香りのする麺を一口いただくと、ラー油のピリッとした辛さを感じた後にチーズの風味が広がってくるといった味わいとなっています。 麺そのものはノーマルタイプのややちぢれ麺となっていますが、しっかりとした麺のコシというのを楽しむことができ、旨辛のたれも程良く絡まるので美味しいですね。 具は肉、キャベツ、エビ、ゴマ、長ネギの5種類となっており、定番の肉とキャベツの美味しさよりもエビの風味を一緒に楽しめるというのが斬新だなと思いました。 キレのある辛さの中にチーズの風味が入っていることによって、まろやかな辛さを楽めるような一品。辛さも適度なものとなっているので満足すること間違いありません。 ○ 「中華三昧 汁なし担々麺」(明星) サークルケーサンクスの30周年記念とともに中華三昧シリーズも30周年記念ということで、サンクスと明星のコラボ企画として誕生した汁なし担々麺です。 中華三昧シリーズがこんなにカップ麺として長生きしているのかと思ったら袋麺が主流でした。カップ麺ではそんなに味わえない美味しさを楽しみたいと思います。 お湯を入れて5分、しっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、液体ソースをかけて麺によく馴染むようによくかき混ぜてから最後にふりかけをかければ完成です。 早速、麺を一口いただきます。コッテリとした口当たりで濃いめの坦々ソースの風味の良さをしっかりと味わうことができ、ピリ辛程度の辛さなので食べやすいです。 麺そのものはお馴染みのスーパーノンフライ製法で作られた平打ち麺となっており、モチモチとした食感を楽しむことができ、濃厚なタレもしっかりと絡んでくれます。 具は挽肉、キャベツ、唐辛子の3種類となっており、挽肉は小さな肉団子といった味わいでタレとよく合うといった感じで、キャベツのシャキシャキ感も良い感じです。 濃いめでピリ辛のタレが絡んだ喉ごしの豊かな麺はまさに絶品といっても過言ではない一品。ピリ辛程度の辛さだと思ったら、後からジワジワと汗が出てくる辛さです。 ○ 「龍が如く 新章 鬼辛 大盛り まぜそば」(エースコック) ゲームソフトの龍が如くとエースコックのコラボもすっかりお馴染みになってきたといった感じです。今回は鬼辛大盛りまぜそばということで辛さを楽しめそうですね。 辛さを楽しめそうと書きましたが、鬼という文字が入っているのをスルーしてしまいました。鬼が付くほどの辛さとはいったいどのくらいのものなのか興味津々です。 お湯を入れて5分、火傷に注意してしっかりと湯切りをしてから蓋を全部剥がし、調味タレを入れて麺に絡むようよくかき混ぜてから最後にふりかけをかければ完成です。 早速、麺を一口いただきます。醤油ベースのタレを味わえたと思ったら突然辛さが襲ってくるといった感じなのですが、不思議と箸を出したくなるような美味しさです。 麺そのものはガッチリとしている丸太麺となっており、喉ごしの良さを思いっきり楽しむことができ、ボリューム感もあるので食べて満足すること間違いありません。 具は挽肉、メンマ、ニンニク、長ネギの4種類となっており、挽肉の味わいやメンマの食感も良いのですが、大きな長ネギの甘さが辛いソースによく合っていますね。 太麺の歯ごたえと癖になりそうなくらいに辛いタレの味わいを満足できるような一品。汗が次から次へと流れ出るのですが、スポーツの後の心地よさと同じ感じです。 ○ 「あぶら部認定 油そば」(サンヨー食品) サンヨー食品のナンバーワンブランドであるサッポロ一番とアース・スターエンターテイメントの提携カップ麺の登場。その名もあぶら部認定油そばです。 こってり料理で男子のハートと胃袋をわしづかみ!!ということで油料理のエリック一家と言っても過言ではないあぶら部が監修したということで食べるのが楽しみです。 お湯を入れて4分、火傷に注意しながらしっかりと湯切りをして蓋を全部剥がしてから調味油と液体ソースの順番で入れて麺によく絡むように混ぜ合わせたら完成です。 早速、鶏油のとても良い香りが漂う麺を一口いただきます。油そばというだけあってコッテリとした口当たりで、鶏の風味が広がる醤油ベースのピリ辛ソースが旨いです。 麺そのものは丸めでちぢれた太麺となっており、喉ごしの良さとモチモチ感を楽しむことができ油とソースがしっかり絡んでくれるので美味しくいただくことができます。 具はダイス型のミンチ肉、メンマ、長ネギの3種類となっており、ミンチ肉は美味しさが詰め込まれているような味わいとなっていて長ネギは食感と風味が良い感じです。 油の持っている美味しさと男らしい食感を楽しむことができる麺がとても印象的な一品。たしかにこってり系が好きな男子諸君にはお勧めの一杯だと思います。 ○ 「油そば 脂多め 濃厚醤油だれ」(寿がきや) すっかり麺料理のひとつとしてお馴染みとなっている油そばなのですが、生めんタイプに加えて今までのものよりも脂を多めにしたカップ麺が登場しました。 スープの美味しさで誤魔化すことが出来ないので麺の出来不出来はその一杯の運命をも決めてしまうのが油そばです。生めんタイプということでかなり期待しています。 お湯を入れて麺をよくほぐしてから蓋を閉めて1分待ちます。しっかりと湯切りをしてから液体スープを入れてよくかき混ぜ、後入れかやくと香味油を入れれば完成です。 早速、ラードの風味が漂ってくる麺を一口いただきます。口に含んだ瞬間にラードの風味が広がってくるとともに脂っこくて濃いめの醤油ダレの良い味わいを楽しめます。 麺そのものは生タイプでガッチリとした太麺となっているのでモチモチとした食感を楽しむことができ、濃厚でこってりとしたタレによく合う美味しさとなっています。 具は挽肉、ニンニク、海苔、唐辛子、長ネギの5種類となっており、挽肉は濃いめの味付けでニンニクと海苔はタレの風味に欠かせない存在感というのがよく解ります。 ラードのとても良い風味に加えてニンニクと醤油の風味が癖になりそうな美味しさとなっている一品。さらに生タイプの麺ということで本格的な美味しさとなっています。 ○ 「らーめん専門店 油そば ぶぶか 10周年 こがしニンニク油」(明星) 油そばで人気のあるらーめん専門店のぶぶかなのですが、カップ麺として発売されてから2011年で10周年となり、その記念のカップ麺が登場しました。 その10周年記念は店舗とWebで人気投票をし、ナンバー1となったこがしニンニク油をトッピングするというもの。今までのものと違う味わいを楽しめそうです。 お湯を入れて3分、しっかりと湯切りをしてから蓋をはがして液体ソースをかけて麺に絡むようよくかき混ぜ、こがしニンニク油とふりかけをかければ完成です。 早速、麺を一口いただきます。油そばというわりにはそんなに油っこさはないので食べやすく、食べた瞬間に広がってくるニンニクの風味とピリ辛感が良い感じです。 麺そのものはノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、太めということで喉ごしの良さを楽しむことができるとともに、ボリューム感も満足するものがあります。 具はメンマ、焼き海苔、ニンニク、タマゴ、ゴマ、タマネギ、長ネギの7種類と見た目以上に入っており、中でもメンマはソースにピッタリの味付けなので美味しいです。 ニンニクの風味とコクのあるソースが絡まったモチモチ感タップリの麺を心地良く楽しむことができる一品。食べてみて長きに渡って愛されるのがよく解りました。 ○ 「ジャジャン麺カップ」(Paldo) 韓国の国民的料理の一つであるジャジャン麺が本場韓国のメーカーからカップ麺となって登場しました。その名はジャジャン麺カップとそのまんまです。 中国のジャージャン麺が韓国で味も変わってジャジャン麺になったとのことですが、そもそもジャージャン麺も馴染みがないので食べる側としてはあまり関係ないです。 お湯を入れて4分、蓋の湯切り穴を箸で開けてからお湯をしっかりと捨てます。別途お湯で温めていた具入りソースをかけて麺によく絡むようかき混ぜたら完成です。 早速、麺を一口いただきます。辛い料理が多いといった印象のある韓国料理なのですが、タマネギをじっくり炒めた甘さと深みのある味わいを楽しむことができます。 麺そのものはノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、まあまあの麺のコシの強さがあるとともにソースがしっかりと絡むので最後までコッテリとした味わいです。 具は豚肉、タマネギ、キャベツ、ジャガイモの4種類となっており、ソースが絡んでいるのでどれが何なのか判別しづらいですがレトルトなので本格的な美味しさです。 甘くて濃厚な味わいのあるソースとモッチリ麺の組合せを楽しむことができる一品。日本で本格的な韓国料理を手軽に味わうことができるのが嬉しいですね。 ○ 「東京湯島名店の味 四川担担麺 阿吽 つゆ無し担担麺」(とかち麺工房) 地域の美味しいラーメン屋の一杯を届けてくれる名店の味シリーズから東京湯島の四川担担麺 阿吽の店主が監修したつゆ無し担担麺が登場しました。 担担麺といえばゴマの風味が効いていて辛くて旨みのあるスープが特徴的なのですがそのスープが無いとのこと。スープの旨みをどのように出しているのかに注目です。 お湯を入れて4分、湯切りをしてから特製スープとラー油・芝麻醤を入れてかき混ぜ、レトルト具材を入れてさらにかき混ぜてからスパイスと調味油を入れれば完成です。 早速、スパイスと酸っぱそうな香りが漂っている麺を一口いただきます。濃厚なゴマの味わいとスープの酸味にスパイスの風味がとても良い感じで一緒になっていますね。 また、ラー油の油っこさと練りゴマのドロッとした感じがガッツリとした食感のある麺ととてもよく合う感じで、辛さもそれほどでは無いのでとても食べやすいです。 具は挽肉、ホウレンソウ、長ネギの3種類。挽肉はレトルト具材ということで本格的な味わいとなっており、具材ではないのですがねりごまは九鬼産業産のこだわりです。 コッテリとしているのにグイグイと食べることが出来るくらいの本格的な味わいを楽しめるような一品。担担麺のスープと違った美味しさを堪能できる一杯です。 ○ 「出前一丁 まぜそば 辛口ごまラー油」(日清) インスタント袋麺として長きに渡って愛され続けている出前一丁。ずっと地味なイメージがあったのですが、とうとうまぜそばという世界に進出してきました。 おかもちを持っているこの子もまさかまぜそばを出前するとは思っていなかったでしょう。でも、まぜそばという新しい分野にワクワクしているような雰囲気もあります。 お湯を入れて5分、しっかりと湯切りをしてから辛口ごまラー油をかけてよくかき混ぜてから、粉末スープを入れてさらにかき混ぜ、最後にふりかけをかければ完成です。 早速、ラー油と酸味の香りがしてくる麺を一口いただきます。口に含んだ瞬間にごまの風味が広がってきて直ぐにラー油のピリッとした辛さを感じ酸味は程良い感じです。 また、味付け自体は醤油控え目といった感じとなっているので食べやすく、麺自体は太めでしっかりとしたものとなっているので喉ごしの良さを楽しむことができます。 具はチャーシュー、キャベツ、メンマ、コーン、ニンニク、揚げ玉、唐辛子、ゴマの8種類とバラエティ豊かとなっており、中でもニンニクの風味の良さは格別です。 ごまラー油の風味の良さと太麺の喉ごしの良さがとても心地良く思えるような一品。出前一丁というイメージから少し離れた男らしさを感じる一杯となっています。 |